2008/06/01
江分利満氏の優雅な生活
ミッドナイトシアターでたまたま「江分利満氏の優雅な生活」を観る事ができました。1963年の映画なのですが、今みても斬新で構図も大胆、私はまるでジャック・タチの映画を初めて観た時のような静かな興奮を覚えました。
原作は山口瞳、直木三十五賞を受賞しています。監督は岡本喜八。
公開当時はたったの1週間で打ち切られたそうですが、映画評論家には好評だったようです。
なんともお洒落なカット割りと、昭和30年代の日本の風景のバランスが絶妙としかいいようがありません。日本にもこんな映画があったのだ・・という驚きと喜び。エブリマンというワードもなんとも素敵です。
DVDも発売されています。
山口瞳の映画の後の本でしょうか?表紙のイラストは、サントリーのキャラクターとして映画に登場します。お洒落!
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2 件のコメント:
山口瞳のEverymanシリーズは、有名だったけど、映画もあったんですね。
<公開当時はたったの1週間で打ち切られた>→そんなこともあったんですね。
DVDで見れるといいけど。
日曜日に、国立の友人宅に行き、「山口瞳の家、すぐ近くだから」と、言われ、見てきたばかりです。今は息子さんが住んでいるそうですが、まだ、山口瞳の表札もかかっていました。
というわけで、山口瞳の本を読んでみようかな、とちょうど思っていたところでした。
お〜さっすが、taekoさんご存知でしたか。
私の友達も、若い頃読んで知っている、でも映画はしらなかった・・って、言ってました。
山口瞳のおうち!な、ななんとタイムリーな話題。
映画の後半は若干戦争の話で重くはなりますが、でもでも、むちゃくちゃモダンな感じで、引き込まれてみてしまいました。途中からみたのですが、是非最初からタイトルからみたいなあって、思いました。
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